幼年少女漫画のネーム添削例

このネーム添削例の解説

【 幼年少女漫画のネーム添削例 】

<作品例> 女の子が可愛らしく、絵もプロ級です。しかし主人公と友達2人との違いの演出が弱いため、主人公と脇役の差があまり感じられず、主人公らしさが伝わってきません。また、主人公は中学生なのに、落ち込み方が大人のOLのように見えます。幼年少女漫画は、読者が中学生以下になるので、元気の良さが必要です。

<プロが描いたネーム例> 1〜2コマで主人公の全身と顔のアップで、誰が見てもこの子が主役という演出をしています。また、主人公の「中学生になってもまだ子供っぽい」という性格を、3コマ目の、ガラスにピタッと張り付いて服を見ている行動で表しています。しかしうしろの友達2人は、そんな主人公を冷ややかに見ていることで、「この主人公はみんなと違う」ということを演出しています。また、主人公が友達の言葉に傷ついても、コミカルな演出にすることで、陰気だったり、疲れた大人のような雰囲気を出さないようにしています。

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